こんにちは、バビBLOGです!
今回はそんな方のために”合名会社”についてカンタンに解説していきたいと思います。
合名会社とは?
合名会社とは”合同会社の「無限責任バージョン」”のようなものです。
無限責任とは、”出資者は出資した金額以上の分も責任を負う必要がある”ということです。
なので例えば200万円出資して立ち上げた会社がそれ以上の負債を抱えてしまった場合、200万円を超える部分も出資者が自腹をはたいてでも返済していく必要があるのです。
あれ、そしたら良いところは特になし、、、??
というのも、合名会社は合同会社が2006年に誕生する前から存在していたため現在はそのような認識になっているのです。
②合同会社とは【現在設立できる4つの法人②】
なぜ今も存在しているのかというと”特に消す必要もないから”のようです。
しかし歴史は古く12〜13世紀には中世ヨーロッパで広まったとされており、日本でも明治時代あたりから味噌や酒の醸造会社がよく存在していたようです。
合同会社との違いは?
合同会社はカンタンにいうと元々存在していた合名会社と合資会社からいいところだけをとって誕生した会社形態なので、違いはありますが残念ながら合同会社よりも悪い意味での特徴となってしまいます。
それは”社員全員が無限責任であること”です。
無限責任とは、”出資者は出資した金額以上の分も責任を負う必要がある”ということです。
なので例えば200万円出資して立ち上げた会社がそれ以上の負債を抱えてしまった場合、200万円を超える部分も出資者が自腹をはたいてでも返済していく必要があるのです。
合同会社がある今、わざわざ合名会社を設立する人がいるとすれば正直よっぽどの個性的な理由があると言ってしまうくらい今では相当マイナーな会社形態となっています。
合名会社のメリット
- 設立にかかる費用が安い・・・約10万円で設立できる。
- 利益配分を自由に決定できる・・・株式会社のように出資割合に応じて利益を配分するというルールがなく、出資者はその出資額に関係なく利益の割合は自由に決めることができる。
- 決算公告義務がない・・・株式会社は義務付けられているが合同会社はない。
- 資本金は1円から設立可能・・・資本金は社員が出資する形になる。ただ株式会社と同様1円から設立可能。
これらは合同会社も全く同じメリットがあります。
合名会社のデメリット
- 無限責任であること・・・最大のデメリット。出資者が自腹をはたいてでも負債の返済をする必要があること。
- 社会的信用度が低い・・・株式会社と比べると、株主総会や取締役会など意思決定のために行う手続きがないことを始めさまざまなことが容易であることから、信用度が低い。
- 社員の退社による資本金の減少可能性・・・株式会社と違って資本金は実際の社員が出資しているので、社員の退社によって資本金の払い戻しを請求された場合には資本金が減少してしまう。
まとめ
合名会社についておわかりいただけましたでしょうか?
古くから存在する合名会社。これから会社を設立する人は選択肢には入れない方が良いと恐縮ですがアドバイスさせていただきます。
しかし”こんな会社形態も存在しているよ”という意味では知っていて損はない知識だと言えるでしょう。